2011年7月7日木曜日

ブックスキャンのiPhoneアプリを試す

ブックスキャンからiPhoneアプリ(BOOKSCAN Reader for iPhone)がリリースされていたので試してみました。

iPhoneアプリは無料です。アプリからそのまま今まで依頼した書籍にアクセス出来るのではなく、まずチューニングラボという機能で書籍データを端末用に調整しなおし、それをiPhoneにダウンロードすることで見られるようになります。書籍データをチューニングラボで変換するのは、たぶん10分と掛からない程度だったかと思います。









上、以前ブックスキャンで電子化された「てのひら怪談 己丑」をBOOKSCAN Reader for iPhoneで読み込んだもの。自作部分。
下、iPhoneアプリ、豊平文庫-無償版の芥川龍之介「アグニの神」の第1ページ目。

意外と読めるもんだな、とまず感じました。チューニングラボでいくらか調整されたとはいえ、書籍の文字数そのままで画面に表示されているわけですが、それでも割とストレスなく読めてしまいます。

2011年1月20日木曜日

「購入者以外はダメ」

http://www.sankeibiz.jp/business/photos/110120/bsj1101201103009-p1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110120/bsj1101201103009-n2.htm

「自炊」代行業者と出版社に関するsankeibizの記事です。

ニュース全文をそのままコピペすると、それこそ著作権法違反になるようなので、リンク先からどうぞ。
以下一文引用。

 また、文芸春秋や光文社などの出版社は今月から、書籍の奥付に「購入者以外の第三者による本書のいかなる電子複製も一切認められておりません」といった明記を始めた。


んー。購入者以外だめか。
スキャン代行業者は書籍の奥付にこういう記載がある書籍はそもそも受け付けない、とかになるんでしょうかね。

2011年1月14日金曜日

大辞林の動詞の数






このページを利用して、動詞の数をグーグルチャートでグラフ化してみました。

収録語数の根拠:このページから。(「23万3000語を収録した国語辞典です。」)
動詞の数の根拠:動詞の数の検索結果から

動詞の数の調べ方に不安がありますが、同程度の辞書の大辞泉(22〜24万語収録)で同じように調べた時も10,200程度だったので、そう外れてはいないかと思います。5万字程度の卓上辞書やもっと収録語数の大きい辞書の場合、パーセンテージがどう変わるのかがちょっと気になります。

2011年1月3日月曜日

BOOKSCAN関連追記

最近ブックスキャン関連でこのブログにくる人が多いので
いくつか参考になりそうなことをまとめておきます。

【画質】
     
以前スキャンに頼んだものの一部、拙作部分です。2011/01/14追記 画像は片面のみにしました。
(PDFからMacのプレビューで「別名で保存」→フォーマット:JPEG、品質:最高、解像度:150ピクセル)
左のペアが単行本、右のペアが文庫本のものです。
画質は上記画像から判断してください。
ただ、このスキャンはかなり最初期(2010/5)にやったものなので、
現在はこれよりも画質はよくなっているだろうと思います。

【作業開始日】通常会員→4/22(2011/1/3現在)。3ヶ月待ちくらいですね。
公式ページの「よくある問い合わせ」の解答にも「現状ですと約3ヶ月程度お待ちいただいております。」とあります。
今からアカウントをつくってすぐに電子化、とはいかないようです。
なお、限定プレミアム会員(「9,980円/月額(税込)」)だと「当日~7日以内」で、
毎月50冊スキャン無料など、様々なサービスがつきます。

【著作権者の許諾】現状では、スキャン代行には著作権者の許可が必要です。
BOOKSCANでも「著作権に関して」で「BOOKSCANのPDF書籍変換システムへご依頼頂いたものは、
著作権法に基づき、権利者の許可が必要です。許可がないものは、ご遠慮頂くか、ご自身でスキャンしてください。」
とあります。じゃあどうやって著作権者の許可をとるんだろう、という話になりますが、
著作権者から許諾を得るというのは、具体的にどうすればよいのですか。
「当事者の合意(申込と承諾)があれば口頭であっても成立することになっています。」とあるので、
別に仰々しい書面が必要、というわけではないみたいです。ただ、著作権者が所属する団体がある場合は、
そちらが窓口となって書面での手続きが必要なようです。

2010年8月10日火曜日

メモ

今年のビーケーワン怪談大賞出しそこね(て)た。無念。

ツイッターアカウントを作成。役に立つのはも少し先か。
長編をそろそろ仕上げたい。

2010年4月26日月曜日

「BOOKSCAN(ブックスキャン)」をためしてみた。


ネットをぷらぷらしていたら「BOOKSCAN(ブックスキャン)」というサービスを見つけました。なんでも1冊100円からで書籍をPDF化してくれるのだとか。これは面白そうだ、と思ってサイトをよく見てみると以下の文章が。

BOOKSCANへご依頼頂いたものは、著作権法に基づき、著作権保有者の許可があるものとして判断させて頂きます。許可がないものは、ご遠慮頂くか、ご自身でスキャンしてください。


ふーん。「部屋が蔵書であふれそうだからとりあえず全部PDFにして!」はみたいのはちょっと難しそう。

あでも、僕も『てのひら怪談 百怪繚乱篇』、『てのひら怪談 己丑』の2冊の著作権保有者(のひとり)なので、この2冊を僕がスキャンを頼むのは、たぶん問題ないはず。一応、ポプラ社の斉藤さん(てのひら怪談の担当さん)に確認をとってみたところ、大丈夫みたい。ということで、ためしてみることにしました。

流れは大体こんな感じです。
 1.アカウント作成
 2.冊数やオプションを決定し料金を前払いで精算
 3.スキャン予定日が示されるので、それよりも前に着くように本を郵送
 4.作業完了のメール。サイトからPDFがダウンロード可能に。

本は出版の際に献本で頂いたもの、では当然なくてビーケーワンで買い直しました。BOOKSCANへの郵送は、ビーケーワンからの梱包をほぼ利用して冊子小包(今は「ゆうメール」というそうです)で送りました。ちなみに、BOOKSCANに送った本はそのまま廃棄されるそうです。

僕の場合、5/5がスキャン開始予定日でダウンロードが可能になったのは5/6。

PDFをダウンロードして本と軽く突き合わせをしてみましたが、特に大きなミス(ページの欠損、明らかなズレなど)はなく、ちょっと濃いなとか、見開き画像の左右で画質が違うなとか、その程度でした。神経質にこだわる人ならともかく、ざっくりスキャンして欲しい、読めればいいという人なら、特に問題はないレベルだと思います。

『てのひら怪談 己丑』pdfファイルの自作上部部分。画質はこんな感じ。

また利用できる機会があるよう、精進したいと思います。

2009年10月6日火曜日

日本語の動詞っていくつあるんだろう?

と、ふと思いついて、「日本語 動詞 数」で検索してみました。
だけど、具体的な数字を出しているページがすぐに出てこなかったので、
オンライン辞書を使って調べてみました。

方法
 1.オンライン辞書の国語辞典で適当に動詞を検索する。
 2.出てきた動詞の説明文より動詞固有の略称を見つける。(例:『[動カ四]』や『(動ハ四)』など)
 3.動詞固有の略称の後半部分を消して説明文検索をする。(例:『[動カ四]』→『[動』)

2011/01/14追記 リンク先の結果は現在異なっています。

以下がその検索結果の数です。
みたところ、大手サイトの辞書は大辞林と大辞泉の二つが提供しているようです。

大辞林が提供
 goo辞書:10,265(※500ページ以降は開けない) リンク
 エキサイト辞書:10,262 リンク
 ニフティ辞書:10,262 リンク
 Infoseek マルチ辞書:  -  (※『(動』で検索できない) リンク
 yahoo辞書(大辞林):  -  (※『[動』を識別できず「動」と同じ検索結果になる) リンク

大辞泉が提供
 au one辞書:10,282 リンク
 yahoo辞書(大辞泉):  -  (※「(動」で検索できない) リンク

中型国語辞典で1万程度の動詞があるようです。
でもこれ、タイトルに答えていないですね。
中型国語辞典の動詞の数がそのまま日本語の動詞の数じゃないですし。う~ん。

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参考・関連リンク

日本語動詞の数はいったいいくつ? -OKWave
同じ疑問を感じた方の質問
日本語動詞の終止形語末音による分類
『日本語語彙体系CD-ROM版』(池原悟ほか編、岩波書店、1999年)に収録されている語彙30万語のうち、動詞(自動詞+他動詞)は6826語あります。
のようです。
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