2011年1月3日月曜日

BOOKSCAN関連追記

最近ブックスキャン関連でこのブログにくる人が多いので
いくつか参考になりそうなことをまとめておきます。

【画質】
     
以前スキャンに頼んだものの一部、拙作部分です。2011/01/14追記 画像は片面のみにしました。
(PDFからMacのプレビューで「別名で保存」→フォーマット:JPEG、品質:最高、解像度:150ピクセル)
左のペアが単行本、右のペアが文庫本のものです。
画質は上記画像から判断してください。
ただ、このスキャンはかなり最初期(2010/5)にやったものなので、
現在はこれよりも画質はよくなっているだろうと思います。

【作業開始日】通常会員→4/22(2011/1/3現在)。3ヶ月待ちくらいですね。
公式ページの「よくある問い合わせ」の解答にも「現状ですと約3ヶ月程度お待ちいただいております。」とあります。
今からアカウントをつくってすぐに電子化、とはいかないようです。
なお、限定プレミアム会員(「9,980円/月額(税込)」)だと「当日~7日以内」で、
毎月50冊スキャン無料など、様々なサービスがつきます。

【著作権者の許諾】現状では、スキャン代行には著作権者の許可が必要です。
BOOKSCANでも「著作権に関して」で「BOOKSCANのPDF書籍変換システムへご依頼頂いたものは、
著作権法に基づき、権利者の許可が必要です。許可がないものは、ご遠慮頂くか、ご自身でスキャンしてください。」
とあります。じゃあどうやって著作権者の許可をとるんだろう、という話になりますが、
著作権者から許諾を得るというのは、具体的にどうすればよいのですか。
「当事者の合意(申込と承諾)があれば口頭であっても成立することになっています。」とあるので、
別に仰々しい書面が必要、というわけではないみたいです。ただ、著作権者が所属する団体がある場合は、
そちらが窓口となって書面での手続きが必要なようです。

2010年8月10日火曜日

メモ

今年のビーケーワン怪談大賞出しそこね(て)た。無念。

ツイッターアカウントを作成。役に立つのはも少し先か。
長編をそろそろ仕上げたい。

2010年4月26日月曜日

「BOOKSCAN(ブックスキャン)」をためしてみた。


ネットをぷらぷらしていたら「BOOKSCAN(ブックスキャン)」というサービスを見つけました。なんでも1冊100円からで書籍をPDF化してくれるのだとか。これは面白そうだ、と思ってサイトをよく見てみると以下の文章が。

BOOKSCANへご依頼頂いたものは、著作権法に基づき、著作権保有者の許可があるものとして判断させて頂きます。許可がないものは、ご遠慮頂くか、ご自身でスキャンしてください。


ふーん。「部屋が蔵書であふれそうだからとりあえず全部PDFにして!」はみたいのはちょっと難しそう。

あでも、僕も『てのひら怪談 百怪繚乱篇』、『てのひら怪談 己丑』の2冊の著作権保有者(のひとり)なので、この2冊を僕がスキャンを頼むのは、たぶん問題ないはず。一応、ポプラ社の斉藤さん(てのひら怪談の担当さん)に確認をとってみたところ、大丈夫みたい。ということで、ためしてみることにしました。

流れは大体こんな感じです。
 1.アカウント作成
 2.冊数やオプションを決定し料金を前払いで精算
 3.スキャン予定日が示されるので、それよりも前に着くように本を郵送
 4.作業完了のメール。サイトからPDFがダウンロード可能に。

本は出版の際に献本で頂いたもの、では当然なくてビーケーワンで買い直しました。BOOKSCANへの郵送は、ビーケーワンからの梱包をほぼ利用して冊子小包(今は「ゆうメール」というそうです)で送りました。ちなみに、BOOKSCANに送った本はそのまま廃棄されるそうです。

僕の場合、5/5がスキャン開始予定日でダウンロードが可能になったのは5/6。

PDFをダウンロードして本と軽く突き合わせをしてみましたが、特に大きなミス(ページの欠損、明らかなズレなど)はなく、ちょっと濃いなとか、見開き画像の左右で画質が違うなとか、その程度でした。神経質にこだわる人ならともかく、ざっくりスキャンして欲しい、読めればいいという人なら、特に問題はないレベルだと思います。

『てのひら怪談 己丑』pdfファイルの自作上部部分。画質はこんな感じ。

また利用できる機会があるよう、精進したいと思います。

2009年10月6日火曜日

日本語の動詞っていくつあるんだろう?

と、ふと思いついて、「日本語 動詞 数」で検索してみました。
だけど、具体的な数字を出しているページがすぐに出てこなかったので、
オンライン辞書を使って調べてみました。

方法
 1.オンライン辞書の国語辞典で適当に動詞を検索する。
 2.出てきた動詞の説明文より動詞固有の略称を見つける。(例:『[動カ四]』や『(動ハ四)』など)
 3.動詞固有の略称の後半部分を消して説明文検索をする。(例:『[動カ四]』→『[動』)

2011/01/14追記 リンク先の結果は現在異なっています。

以下がその検索結果の数です。
みたところ、大手サイトの辞書は大辞林と大辞泉の二つが提供しているようです。

大辞林が提供
 goo辞書:10,265(※500ページ以降は開けない) リンク
 エキサイト辞書:10,262 リンク
 ニフティ辞書:10,262 リンク
 Infoseek マルチ辞書:  -  (※『(動』で検索できない) リンク
 yahoo辞書(大辞林):  -  (※『[動』を識別できず「動」と同じ検索結果になる) リンク

大辞泉が提供
 au one辞書:10,282 リンク
 yahoo辞書(大辞泉):  -  (※「(動」で検索できない) リンク

中型国語辞典で1万程度の動詞があるようです。
でもこれ、タイトルに答えていないですね。
中型国語辞典の動詞の数がそのまま日本語の動詞の数じゃないですし。う~ん。

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参考・関連リンク

日本語動詞の数はいったいいくつ? -OKWave
同じ疑問を感じた方の質問
日本語動詞の終止形語末音による分類
『日本語語彙体系CD-ROM版』(池原悟ほか編、岩波書店、1999年)に収録されている語彙30万語のうち、動詞(自動詞+他動詞)は6826語あります。
のようです。

2009年10月5日月曜日

「WEB幽 読者投稿怪談(テーマ:「紙」)」未応募作品

2009/10/5完成
文字数(スペースを含める):1,074字

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   しめん

 桐の棺桶がある。覗き込むと、老人が収まっている。真白い死に装束に、頭には三角のあれ。そして菊や百合の花々が空いた空間を緩衝剤のようにみっしりと埋めている。
 顔は、どこかで見たことがあるような、ないような。どうもはっきりとしない。というか、浅黒い、白髪のそれが、はたして男性なのか女性なのかも、わたしには、ちょっと自信がない。ただ、どこか笑顔で。この顔を見た者は皆、悲しみを内に仕舞い、優しく微笑んで送るだろう。この笑顔は感染する。
 その私の横に、大きな人。見上げる。逆光の中みたいに、シルエットしかわからない。ただ、男だと思った。それが頭部の横あたりにしゃがみ込んで、棺桶の顔に、厚手の、濡れた白い紙を、顎の方から、そっとかけていく。四角いそれの両端を、親指と人差し指とでそれぞれつまんでいるさまは、これからマジックでも始めるよう。じらすように、あるいは集中しているのか、ゆっくり、ゆっくりと。
 かけ終えた男は、右腕をまたゆっくりと空に掲げる。嬉しいのか。わたしがその行動の意味を考えあぐねていると、
 がん。
 掲げた右腕を、真っ直ぐ棺桶の、横たわる老人の、白いものがかけられた顔面に振り下ろした。
 ひ、とわたしは小さく悲鳴をあげる。

 がんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがん。

 握った拳をハンマーをたたきつけるように振り下ろす、振り下ろす。機械的に繰り返されるその動きの、そのまた怖いこと。混乱して私は泣いてしまう。
 やめて、顔が、顔が。その男に抱きつき、体ごとで止めようとする。そこで初めて、どうやら自分が小さい子供になっているらしいのだと気づく。かけられた白い紙の下からわずかに漏れ聞こえる、いたい、いたい、いたい、いたい、の低い声の、そのまた恐ろしいこと。
 泣いても喚いても男は動きを止めない。止めるそぶりも、気にするそぶりも、ない。淡々と、無慈悲に作業を繰り返す。
 やがて、動きは止まった。男は、最初と同じように、今度は額の方から、両端を人差し指と親指で剥がすようにつまみ上る。真っ白だった紙は全体が赤や茶でまだらに染まり、顔の形にそった湾曲とわずかな凹凸に、丸い目玉と一文字の口の、三つの穴が空いていた。
 あの紙の面ということらしい。

 これは、父がどこぞで趣味の悪いお面を買ってきた日の夜に見た夢だ。翌朝、新聞を眺めながらパンをかじる父にそれとなくお面の素性を聞いてみると、父はとうとう自分の骨董趣味に娘が興味を持ったのかと喜び、長々と蘊蓄を話し始めそうな気配だったので、やっぱいいやと断って、そのまま学校に行った。

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9月のテーマ:「紙」に送ろうとしてたら間に合わず、月をまたいでテーマが変わってしまったので未応募。
応募はこちらから→「WEB幽 読者投稿怪談」

成果:とくになし

2009年9月9日水曜日

PDFファイルの追加

 今まで書いた作品のPDFファイルを作りました。1ページが40字×30行で、縦書きです。「投稿作品」ラベルがついたブログ記事末尾のPDFファイルアイコンをクリックすると、Googleドキュメントに置いてあるPDFファイルへアクセスができます。

 GoogleドキュメントでもPDFファイルは直接表示されますが、表示範囲が小さいので、一度ダウンロードしてからPDFファイルを開いたほうが、奇麗に表示されます。

(※2009/9/10追記)
 Googleのアカウントがないと、ダウンロードはできないようです。

2009年7月8日水曜日

「第7回ビーケーワン怪談大賞」応募作品 その2

2009/7/8応募
文字数(スペースを含める):767字

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   ○住の踏切

 ○住の踏切には幽霊が出る。ここらじゃそれなりに有名な話だ。近くに小さな墓場。踏切横の植物に覆われた妙に古くさい家。確かに雰囲気はある。そんときなんでそこを使ったのかは覚えてない。夜だ。俺はパンクした自転車をひきながら歩いてた。ろくに街灯もないあそこは踏切の誘蛾灯みたいなオレンジの明かりが暗闇にぼんやり浮かび上がる。夢の景色みたいなそれにとぼとぼ歩いてく。と5メートルくらい手前で踏切のライトの中に妙なものを見つけた。背広だ。人の体だ。顔ははうなだれて分からない。こちら向きの背広が道路の中央の遮断機のポールが通るあたりで吊られたように浮いている。ぷうらりぷうらりわずかに揺れてその妙に印象的な画は今でもよっく覚えてる。見た瞬間自分でも面白いくらいピシっと止まったよ。硬直した。混乱した。動けないんだ。逃げたいのに、叫びたいのに、うずくまりたいのに自分の体が遠い。ただ涙目で犬みたいにうなるだけだった。音がすぐに聞こえた。ギュッギュッギュ。軋むような音。何か、と考えるまえに前方の体がガクンと大きく動いた。手足が不自然に跳ねた。そして音がするたびにどうやら体が少しずつ上がっていくんだ。ギュッとするたびに足先分くらいが。それがある程度まであがるとガクンと落ちる。で手足が跳ねる。また上がっていく。その繰り返しだ。その何度目かで空に吸い込まれるようにスポンと消えた。音もだ。その場にへたりこんだ。自転車も当然倒れただろう。今度はそこから動けなかった。自分の後ろにさっきの背広が立っている妄想が頭にこびりついて離れなかったんだ。そいつはどんどん膨らんで次の瞬間にも肩に手を置かれる気がした。怖くて死にそうだった。そして、
 おい
 それが俺が中学んとき、○住の踏切んとこでお前に声をかけられてしょんべん漏らして泣いた理由だ。笑いたきゃ笑え。

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リンクはこちらから→「○住の踏切」(ビーケーワン怪談大賞ブログ)
成果:とくになし

©HANABUSA Ikkei